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近年、医師の不足、偏在などを背景として地域医療の危機が叫ばれています。
もとより、医療は医師という人材があってはじめて為されるものであり、医師の減少は地域医療の水準を質的にも量的にも低下させるだけでなく、コミュニティ自体の崩壊をも来す恐れがあります。
平成16年度から開始された「新医師臨床研修制度」の趣旨は、研修に専念できる環境の下で幅広い臨床経験をすることによって、基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身に付けることです。
このたび制度の見直しが行われましたが、この趣旨は変わっていません。
特に本県のような地方では、個々の研修病院のみならず行政や地域と連携して研修医を受け入れる環境を整えることで、研修医にとって魅力ある臨床研修の場を提供することが必要と考えています。
このため、平成19年4月に鳥取県、鳥取大学、各臨床研修指定病院により「鳥取県臨床研修指定病院協議会」を設立し、臨床研修指定病院の指導力の向上や病院間の連携による研修内容の充実、研修医相互の交流などの取り組みを通じて、鳥取県ならではの臨床研修環境を構築し、多くの研修医に選択される地域としていくことを目標として活動しています。
その取組の一環として、当県の7つの臨床研修指定病院の概要や研修プログラムを取りまとめました。
臨床研修制度の見直しにより、プログラム構築の自由度が高まったことを踏まえて、各病院とも工夫した研修プログラムを準備しています。
本冊子を手に取っている医学生の皆さんが、これらの病院で情熱を持って指導に当たっている指導医と共に臨床研修に取り組んでいただくことを期待しています。
鳥取県臨床研修指定病院協議会
会長 武田 倬 (鳥取県立中央病院 院長)
本会は、鳥取県内の臨床研修指定病院で臨床研修を行う医師の確保及び当該研修の充実に必要な事業を実施することによって本県医療の維持及び向上に寄与することを目的とする。
(1)構成機関相互の情報交換と連絡調整に関すること。
(2)研修医の募集に係る広報及び説明会の開催等に関すること。
(3)県内で臨床研修を行う研修医の相互交流に関すること。
(4)指導医の指導技術向上に係る支援に関すること。
(5)その他本会の目的を達成するために必要な事業
平成19年4月27日設立
本会は、鳥取県内に所在する臨床研修指定病院及び医師の養成に関する教育研究機関並びに行政機関(以下「構成機関」という。)をもって構成する。
鳥取県、鳥取大学医学部、鳥取県内臨床研修指定病院(鳥取県立中央病院、鳥取市立病院、鳥取赤十字病院、鳥取生協病院、鳥取県立厚生病院、鳥取大学医学部附属病院、山陰労災病院)、(事務局 鳥取県福祉保健部医療政策課)