トップページ >> 県内指定病院一覧 >> 鳥取市立病院 >> メッセージ

鳥取市立病院は東に、南に県境の山々を望み、訪れる患者さんは鳥取、岡山、兵庫の3県に及んでいます。本院の救急医療は、高速道で結ばれたこれらの地域の中核病院として、一次医療機関から信頼を託されてきました。また、がん医療においては、地域がん診療拠点病院として、質の高いがん医療を提供し、近年は看護力を強化して、緩和医療の充実を図っています。
これらの実績をもとに、本院は、技術において「信頼される病院」、ケアにおいて「心温まる病院」、職場としては「楽しく働ける病院」を理念に掲げ歩んでいます。
昨今、医師の確保に苦しむ地方ですが、そのような状況にあればこそ病院にあってはチーム医療、地域にあっては医療連携が真剣に求められています。このような新しい医療実践を含め、あなたは将来どのような医師になりたいのか、その答えは、あなたを必要としている地方の医療の中でこそ見つけられることでしょう。
平成21年度より鳥取市4病院は互いに連携してトータル1500床規模の初期臨床研修体制を組むことになりました。鳥取なら、町も田舎も、病院も在宅も一望のもとです。
私たちと一緒に汗を流しませんか。

研修医の方一人一人の夢や希望が違うのに、決まった研修プログラムで画一的に研修を行うのは指導する側も受ける側もつらいものです。規則で決められた基本的な事は行わなければいけないわけですが、自由裁量のところはそれぞれ個人の希望にそったテーラーメイドプロクラムを考えていきたいと思っています。さらには、当院だけの研修にとどまらず、中国四国地方の岡山大学ネットワークなどを駆使して国内短期留学研修などを行い、鳥取にいながらにして全国レベルの見聞が広められるように配慮いたします。
初期研修は社会人になって最初の2年間です。楽しく、厳しく、充実し、自分が成長していることが実感できるような研修を目指します。それが研修医の方々の幸せであり、指導医の幸せであると考えます。ぜひ、研修医の方々とすばらしい時間を共有したいものです。

研修1年目の春、「ガンバリマス よろしくお願いいたします」と決意を述べ始まった初期臨床研修でしたが、こうして今、終了のご挨拶を書かせていただいています。聴診器や打腱器、院内PHS、2年間分の書類や書籍が積み上げられ巣のようになった医局の机でパソコンに向かうと、この研修で色んなことを見、聞き、経験したんだなあと記憶が渦を巻きます。この2年間、恐ろしいこと、自己嫌悪すること、無力感に苛まれることが山のようにありました。手が震えたりどもったり、涙目になったりすることが山のように、ありました。ですが今思えば、それらを努力することの動機に変換出来ていたのは、「先生に会えて良かったです」と言ってくださった患者様、「いいお医者さんになってくださいね」と手を握って下さった方々との出会いがあったからなのでした。学生の時に散々聞いた「ありがとうという言葉がやりがいに繋がる」という話が、今は実感をもって響きます。
卵から孵ったばかりの私を、自分の足で歩けるまでに育ててくださった指導医の先生方、スタッフの皆様に感謝すると伴に、私に医者としての自覚をくださった地域のみなさんに還元できるよう。新しい地で修行を重ね市立病院に帰ってきたいと思います。